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IPアドレスとは

IPアドレスというのは、ネットワーク上で機器を識別するための番号で、インターネットに接続する際や、同じネットワーク上のパソコン間で通信する際に、必ず必要な番号です。インターネットを利用する際にデータを送信する側と受信する側のコンピュータが、ネット上のどこにあるのかを識別しなければデータの送受信ができません。つまりホームページを見たりアクセスしているのは、どこの誰なのかを示すものになります。
このIPアドレスは住所の様なもので、建物に同じ住所が存在しない様にIPアドレスも世界でたった一つしか存在せず、IPアドレスが重複することはありません。IPアドレスはプロバイダに契約することで、自動的に振り分けられます。
このIPアドレスには、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスというものがあり、プライベートIPアドレスは、ローカルIPアドレスともいわれています。

●グローバルIPとプライベートIP

グローバルIP プライベートIP

グローバルIPアドレス

グローバルIPアドレスは、インターネットに接続する際に利用されるIPアドレスで、インターネットに接続している機器の一台一台に、割り振られる番号になります。インターネットにアクセスするためには、必ずこのグローバルIPアドレスが必要となります。グローバルIPには動的IPと固定IPがあります。

動的IP

動的IPアドレスは、プロバイダから利用者に一時的に割り当てられるIPアドレスで、インターネット接続のたびにプロバイダから異なるIPアドレスが割り振られます。そのため接続時に、今回と同じIPアドレスが割り振られる保証がなく、インターネットからはその端末を特定できません。
一般的なプロバイダ契約は特別なオプションサービスなどを利用しない限り、動的IPアドレスが割り当てられます。

固定IP

固定IPアドレスは何度インターネットに接続してもプロバイダから同じIPアドレスが発行されます。
割り当てられたIPアドレスは自分のみ利用することができ、他人が同一のIPアドレスでインターネットに接続することはできません。つまり固定IPアドレスは自分だけの住所が持てることになるのです。

プライベートIPアドレス

プライベートIPアドレスは、家庭や会社などで割り当てられるIPアドレスのことで、ローカルアドレスとも呼ばれています。プロバイダ契約は1つでルーターで複数台のパソコンを使用しているということは多いと思います。たとえば、家にルーターが1台あり、パソコンが複数台繋がっている場合は、ルーターにグローバルIPが割り当てられ、他のパソコンを識別するために、各パソコン1台ずつにプライベートIPアドレスが割り当てられるのです。
つまり、インターネットに繋がるためには必ずグローバルIPアドレスが必要であり、ネットワークを複数のパソコンで共有している場合、パソコンをまとめる役割としてルーターにグローバルIPが、そして各パソコンにはプライベートアドレスが割り当てられているということです。

固定IPの活用事例

VPNを構築 拠点間のVPNを構築して情報を交換する。
外部からアクセス 外出先から自宅のパソコンにアクセスが可能に。
webカメラでモニタリング webカメラへアクセスして、モニタリング。
サーバーを構築 自宅で制作したwebサイトを公開。

固定IPアドレスを取得することで、外部からネットワークに入ったり リモートアクセスしたり、webカメラで防犯対策を行ったり、自分でサーバーを構築して公開したりと様々なサービスを受けることが出来ます。